2015年11月16日月曜日

10月19日(月)発症当日

ごく平和な週明けの日。この日にすべてが始まった。

午後14時過ぎ、いつものように仕事(事務系の仕事)をしていたら急に右耳の耳鳴りが強くなった。
耳抜きをしてもなおらず、しばらく様子を見ても治る気配がない。
そのときは、とりあえず今晩寝れば治るだろうと深く考えなかった。

夕方、別の場所で打ち合わせの予定があるので外出した。
移動時間は30分程度だが、電車で少しでも寝れたら耳鳴りは治るかな?と思い座ろうと試みるが、こんなときに限って席がちょうど埋まっていた。

ただ耳鳴りが強すぎて気分が悪くなってきたので、駅のホームのベンチで少し休むことにした。
そのとき、ようやく右耳の聴力がほぼ無いことに気がついた。
左耳をふさぐと、ほとんど音が聞こえない。
右耳の聴力がなくなっているからだ。

これはやばい。そう思って今の症状をググってみたら、「突発性難聴」という聞いたことがない言葉が出てきた。
早期治療がとても大事で、発症後48時間以内に治療を開始しないと治らない可能性があると書いてある。
急遽、打ち合わせを他メンバーに任せて会社の近くの耳鼻科を探しすぐに向かった。
病院は極力行かないで済むなら行かない人間なので、それほど事態の深刻さを感じていたのだろう。

耳鼻科についたのが17時過ぎ。その周辺には2、3施設耳鼻科があったが、最初に行ったところは院長の都合で急遽休みとの張り紙が。。
危なかった。あと少しで近隣の耳鼻科が全て診療時間終了してしまうところだった。

すぐに聴力検査(オージオグラム)を行ったがやはりほとんど聴こえなかった。
医者にはやっぱり「突発性難聴」と診断された。しかも、症状が重症レベルらしい。


このときは知らなかったが、初期症状が重度の場合は治りづらいとのこと。
目眩はないかと聞かれたが、このときはまだなかった。
すぐに治療を開始するべきであり、できれば入院したほうがいいと言われる。仕事が休めるのであれば明日朝一で大きい病院へ行き、再度検査を受けて、ベッドの空きがあればそのまま入院するようにとのこと。
その場で紹介状も書いてもらった。

「今日については、すぐに処方せんを出すから、今すぐに薬(ステロイド)を飲み始めるように」と言われる。
そのまま近くの薬局へいきステロイドを飲んだのが17時45分頃。
一応発症を自覚してから3時間程度で治療を開始したことになった。

17時45分頃にステロイド4錠、夜23時頃にも6錠飲むよう指示された。
それ以外にも難聴治療定番の薬(アデホスコーワ、メチコバール、胃薬)を3種類程処方される。

薬を飲んだ頃から、強い回転性のめまいが発生。ひどく酔っぱらったような感じで、まっすぐ歩けない。
会社へこの事態の報告と今後の治療について直接話しておきたいので会社へ戻ることにしたが歩けないので徒歩10分程度の距離にもかかわらずタクシーを使った。

明日から入院することになりそうな旨を伝えて今日は退社させていただいた。
身体のことだけ考えて治療するよう言われたので助かった。

会社から最寄り駅まではやっぱりタクシーで移動。
電車のアナウンスの声や雑音が左耳でしか聴こえない違和感に苦しみながら、なんとか帰宅。

この日は夕食をとって処方された薬を飲み、23時にステロイドを飲み、就寝した。

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